act 2 >>>


 

ルック>……(深夜の城中の庭園、空中に人影が現れる)

ルック>(誰も居ない事を確認してから地に足を着け、頭上の月を仰ぎ見る)

ルック>……(小さく息を吐いて城壁際に歩み寄り、壁にもたれそのまま影に蹲る様に座り込む)

 

フリック>ルック!いるんだろ!(バタン!とドアを乱暴に開け放つと息荒く暗い周囲を見渡す)ルック!

 

ルック>…………(静寂を壊し現れた青い物体(笑)にゆっくりと顔を上げる←でも声はかけない(笑))

 

フリック>…ルック、いるんだろ?(庭園のすみまでくまなく探し、ふと、暗闇の中城壁にもたれ座っている彼を見つけ、安堵感に笑みがこぼれる)…やっとみつけた…。よかった…。

 

ルック>……何か用?(一瞥してまた視線を下に戻すと、冷たい声で呟く)……アンタだったら、酒場にでも居る時間じゃないの?

 

フリック>お前に、会いたくて…。(彼の方に歩み寄り、彼を上から包み込むように抱きしめる)だから、ずいぶん探したんだ。お前、どこにもいないから…。避けられてたし。

 

ルック>……(唐突に抱き締められ少し目を見開いて)…わざわざ避けてたって?……自惚れないでよね…(溜息と共に無機質な言葉)


フリック>(抱きしめる腕の力を強めて悲しげに)じゃあ、なんで俺が行くといなくなったんだよ…。探してるの、わかってただろ…。


ルック>唯の偶然だろ……探してた?どうしてさ?(腕を掴んで離させ下から瞳を合わせて凝視する)


フリック>っ…だから、それは!…(腕を離されて表情が暗くなるが、必死に彼を見つめ、言い募る)…お前が、いや…俺が、お前に会いたかったから…。


ルック>それだけ?……ふうん……(冷笑)会いたい…なんて理由の為に探し回ってくれてご苦労様。じゃあもう用はすんだわけ?(一見優しげな笑みを浮かべ)


フリック>…ルック!(明らかに傷ついた顔をして)…なんで、なんでそんな事いうんだよ!俺は…っ!いやだからな!


ルック>……(顔に出る素直な反応にすっと目を細め)何が嫌なんだよ……ワケのわからない事言ってるんじゃないよ(一転した表情でむなぐら引き寄せて睨みつける)


フリック>ぐっ…!(苦しげに顔をしかめるが、視線はそらさずルックを見つづける)だってそうだろう!?せっかく会えて、やっとこうしてお前のそばで、お前と話していられるのに!俺はっ…お前のそばにいたいからっ…!


ルック>……(暫く視線を交わし続け……すっと逸らして溜息)アンタのそういう所が……嫌いなんだよ(く……っとそのまま引き寄せ唐突に唇を重ねる)


フリック>ルっ…。(突然の行為にびっくりしながらも、目をとじて身をゆだねる)


ルック>……(薄く目を開けてその様子を眺めながら、深く舌を口腔に滑り込ませる)


フリック>ふっ…。(へたん、と両膝が力なく地面に落ちる。神経を彼から与えられる行為にだけ集中させ、震える手で彼の服をつかむ)


ルック>(首に腕をかけ頭を強く抱き締め、歯列をなぞり縮こまっているフリックの舌を絡めとる)


フリック>んんっ…!ぁ…ふぅ…(痺れるような感覚が頭の先からフリックをじわじわと追い詰める。ルックの服を握っていた手を彼の背中に回し、彼にしがみつくとおずおずと侵入してきたルックの舌に応える。)


ルック>(唾液を絡ませその暖かい感触を暫く堪能してから、軽く下唇を噛んで唇を離し)……どうして避けられてたのか、理由くらいは考えたんだろうね?(冷たい表情のまま見つめる)


フリック>っはぁ…。(離れたぬくもりに寂しさを覚えながら、ルックの胸に甘えるように頭をあずけて)…考えた。けど…。


ルック>(以外に優しくその背を抱き締め)……考えたけど?わからない?(耳に息を吹きかけるように囁く)


フリック>…。(コクンとうなずく。抱きしめられて、囁かれる声の優しさに声がでない。胸にくるせつなさに、彼から離れられないようにきつくしがみつく)


ルック>……全く…馬鹿だね、アンタは……(諦めたような声で)機嫌を直す材料くらい考えてないワケ?(耳たぶを甘く噛み、擽るように背を手で撫でる)


フリック>どうせ俺は馬鹿だよっ…。(背中にまわしていた腕の力を強め、少し湿っている自分の声を悟らせまいと唇を噛む)


ルック>……馬鹿は馬鹿なりに考えてはいるんだろうけどね(思わず苦笑を漏らし)……理由はともかく、僕の機嫌を損ねた責任は取ってよね?(首筋に唇を寄せきつく吸って跡をつける)


フリック>ッ…(ビクン、と敏感に反応する体をなだめ、おずおずと顔をあげる。)…どうすれば、いい?


ルック>……そうだね、どうしてもらおうか……(くす……と不穏な笑い浮かべ)


フリック>何を、すればいい…?(その秀麗な笑みに身体の奥が熱くなるのを感じながら、そしてそんな自分に戸惑いを隠せないで小さく口を開く) 


ルック>……じゃあ、まずはそこにもたれて座って……(胸を押し身体を離して立ち上がり、自分が座って居た場所を指す)


フリック>…こう、か?(言われた通りに動き、その場に座るとルックを見上げる)


ルック>……そう(にっこり微笑んで見下ろし)……(すっと屈んで耳元に顔を寄せ小さく呟く「……自分でして見せて…?」)


フリック>!!!!…ルックっ!そんなことっ…!


ルック>……嫌?(視線を合わせ綺麗に微笑み)……僕はこれで帰っても良いんだけど……?(身体を離してフリックに背を向け)


フリック>ルックっ…!(悲痛な声をだし、意を決意した瞳で)わかった!やる。…やるから…。おいて、いかないでくれよ…。(うつむくとマントの留め金をはずしにかかる)


ルック>(口元に薄く笑みを浮かべたまま肩越しにその様子を見る)……無理しなくても良いんだよ?(揶揄るような口調で)


フリック>…無理、じゃ、ない…。ちゃんと、やるから…。(留め金がはずされ、マントが肩口から滑り落ちる。着込んでいたものをなるべく脱ぎ、ベルトに手をかけるとゆっくりそれをぬきさる。)…だから、ちゃんとみていろよ…。


ルック>………(無言で振り向き正面を向いて対峙し、フリックの動作をじっと眺めている)


フリック>……。(ぬきさったベルトを冷たい石床に下ろし、ゴクンとひとつ息を飲み込むとズボンのジッパーを震える手でゆっくりと下げてゆく。)もっと。近くにきて…くれよ…。(遠い視線に耐え切れなくなり、懇願するようにルックを見上げる)


ルック>……(くす、と喉の奥で笑い)……近くで見られた方がやりやすいんだ?(ゆっくり歩いて近づくと1mくらいの所で立ち止まりストン、と腰を下ろして視線の高さを合わせる)


フリック>っ…ルック…。(切なげに息を吐き、視線をおろして目を閉じる。おかしいほど震える手で開けられた個所から彼の視線に少し反応している自分を外気にさらけ出す。)ふっ…。(下唇をかみ締めて、震える両手を同じように震えるそれに添える)


ルック>……もう…熱くなってるの?(その僅かに擡げられたモノを見て)……何か期待でもしてた、とか?あぁ……遠慮せずに、動かしなよ…(添えただけの手を促すように言う)


フリック>っ…!(瞳を見開き、泣きそうな顔でルックをにらみつけるが、ただ、唇をかみしめて潤んだ瞳をゆっくり閉じると、そえただけの両手を少しずつ上下に動かせる)ふ…ッ。…ぁ…。(噛みしめ切れない唇からもれる嬌声に自ら眉根をよせ、羞恥と快楽が混在した表情を浮かべる)


ルック>……随分と良い反応だね……僕がする時よりも感じてるみたい…(喘ぐその姿態を目を細めて見やり)……良く自分でしたり、するの?(すっと身を寄せ、その表情が良く見えるように顔を近づける)


フリック>ちがっ…!お前がッ…みてるっ…からッ…。(快楽と羞恥に十分に潤んだ瞳はルックの顔をぼやけさせ、ただすぐそばに感じるその視線に身体を熱くさせてゆくだけで)ルック…っもっ…お願いだから…っ(あらぶる身体を抑えきれずに懇願する) 


ルック>見られてるとイイんだ?……淫乱な言葉……(くすくす)何……もう我慢できないの?もう少し、頑張ってよね……(少し湿らせたフリックのモノの先端を指で軽く弾く)


フリック>あぅっ…!!!(過敏な個所をはじかれ、耐えていたものが我慢できずに解放される)…っはぁっ…はぁっ…。(こぼれた涙をぬぐうこともせず、身体を小さくかがめて自分を抱きしめる)


ルック>………あぁ…もうイちゃったんだ…そんなにヨかった……?(顔を両手で挟み上げさせてその涙を唇で拭い楽しそうに微笑む)


フリック>…これで、もう、許してくれるだろ…?(不安げな表情でルックを見上げる)


ルック>……そうだね、充分……楽しめたよ……(頬にキス)……じゃあ帰ろうか…?(含みを持たせて微笑)


フリック>っ…。(ルックの服をつかんで)…お前は、いいのか…?


ルック>良いって……何が?(フリックの髪を弄びながら白々しく聞き返し)


フリック>…だから、お前も…。……俺、が欲しく…ないか…って…。(最後は小さく途切れてそのまま真っ赤な顔でうつむく)


ルック>……僕が……じゃなくて、アンタがまだ足りないんじゃないの……?(顎を指で捕らえ上向かせ)


フリック>っ……。(図星をつかれ、身体をビクリと震わせる)…そうだよ…。だから…。(切ない瞳でルックにすがりつく)


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ルックの我侭大炸裂(笑)無茶苦茶な言い分に振り回されてますね、フリック(笑)
言う事聞いちゃうもんだから……止まらない少年(笑)