>>>>>> 某、錆びれた酒場にて
(ナッシュが部屋に入室) ナッシュ>・・・・ん?誰も居ないんだな・・・・(辺りを見回し) ナッシュ>まぁ・・・・静かなのも・・・良いもんだ・・・(椅子に座り) (ザジが部屋に入室) ナッシュ>・・・・・・よぉ(入室者にちらりと視線を投げ)・・・奇遇だな・・・・?? ザジ>……奇遇ですね、今晩和。(薄い笑みを浮かべたまま室内に入って来) ナッシュ>・・・・俺を追ってきたって・・・わけでもないみたいだな・・・(ふっと笑い)寝酒でも探しに来たのか? ザジ>このような所で一体何を?貴方に酒場に寄るだけの甲斐性が在ったとは、知りませんでしたよ。(嘘っぽい笑みを浮かべ)…気晴らしに散策をしていた、とでも云っておきましょうか。<何を ナッシュ>何って・・・・酒場でする事はひとつだろ?(苦笑)・・・勝手に拝借してたんだけどな・・・(どこからか持ち出した酒瓶(笑))・・・・気晴らし、ねぇ?俺とじゃ到底ムリかもな? ザジ>貴方には一般で云う所の常識は当て嵌まらないと思って居ましたので、其れは失礼。(クツクツと笑って)……そう云う所は変わらないんですねぇ、貴方は。(呆れ)<勝手に>おや、貴方が私を愉しませてでもくれるんですか…?(クス)<到底 ナッシュ>俺を奇人変人みたいに言ってくれるな・・・・酒場で手品でもしろってのか?(笑)・・・・ちゃんと代金はカウンターに置いておくさ・・・・・お前もやるか?(コップ掲げ)・・・・そっちが楽しむ気がないなら、ムリだけどな(くす) ザジ>おや、その通りだと思っていたのですが違いましたか?(しれっと)<奇人〜>珍しく建設的な意見ですね、まぁ良いでしょう。(表情を崩さず、椅子に腰掛け)<飲む>面白い事を。では意見でも伺いましょうか。(クイ、と指でナッシュの顔を上げさせ ナッシュ>認識を改めてくれよ・・・(憮然とし)珍しくってなぁ・・・?ほんと・・・俺の事誤解してるな・・・・(苦笑しつつこちらもコップ傾け)・・・・・(じっと目を見つめ)・・・・実は取り立てて考えてない(悪戯っぽく目を細め笑う) ザジ>改めさせるだけの、相応の態度を見せて頂きたい物ですね。(クツクツと喉で笑って) 誤解をしている事にさえ気付きませんでしたが…どの辺りが誤解なんでしょうねぇ?(やや表情を緩めてグラスを手にし)<(クク)…成程、中々に面白い「意見」ですね。(顎を取ったままナッシュの表情を見遣り) ナッシュ>これ以上相応に振舞えないさ(飄々と)・・・・お前の見方が歪んでるだけ何だろう・・きっとな・・・まぁ、お前が誤解するくらいどうって事ないしな(手酌で注いであおる)・・・・お前を楽しませる方法なんて考えつかないからな(微笑)いい加減・・・・離してくれないか?(苦笑しつつ見上げ) ザジ>おや、ラトキエ家の嫡男ともあろう人がそのような謙遜を口になさるとは?(皮肉っぽく云って薄く笑い) 歪んでいるのはどちらでしょうね…、今更貴方に誤解されようと何も変わらないでしょうし、構いませんよ。(誤解していて下さって、言い乍一口酒を含み)…ふふ、こうしているのに何か不都合でもありましたか?(ス、と指を横髪に滑らせ口付け) ナッシュ>謙遜・・・とも違うが・・・俺は俺でしか要られないって・・・それだけさ(苦笑)・・・・俺が誤解してるって?お前を?・・・・それこそ、わからないな・・・・(肩をすくめ)・・・不都合というかな・・・楽しいか?(軽く手を払い苦笑いを浮かべ) ザジ>其れは又、貴方らしい……答えですね。(何かを含む口調で苦笑して) 何か引っ掛りましたか?(クス、と笑い)分からなくて良いですよ、…何もね。(カラ、とグラスを回して氷を鳴らして) ええ、困った顔の貴方を見るのは其れなりに。(少し穏やかに笑い)<楽しい ナッシュ>無理はしない性質だからな・・・(さらりと流して)俺はちゃんとお前を捕らえていたつもりだったんだがな?・・・気持ち悪いな・・・はっきりしないと・・・(コンとコップを置いて)・・・悪趣味だな(苦笑)・・・・でも別に、困ってなんかいないぜ?(微笑) ザジ>3年前の貴方に同じ事を効いても同じように笑って答えるんでしょうね。(独白のように呟いて)捕らえて?其れは又面白い冗談を覚えてきた物ですね。(喉で低く笑い、置いたコップに目を遣り)…おや、もう飲まれないんですか?(冷ややかに笑み浮かべる) ふふ、その割には眉間に縦ジワが寄っていましたよ?(戻した指で額を指差し、クス) ナッシュ>だろうな、あの頃から考え方も変わってないし、な・・・(思い出すように目を閉じ)・・・いや、ぎりぎりまで本質を見抜けなかった俺が言えた事じゃないか、騙されていたワケだしな(指でグラスを弾いて鳴らし)・・・・見間違いだろ?(微笑)それか、意外な行動に驚いたのかもな・・・(頬杖をつき上目で見やり) ザジ>其の相変わらず認識が甘い辺りも含めて変わりませんね…少しは目の前の私を疑ったら如何ですか。(呆れとも苛立ちともとれる口調で告げ)…、全くですね。(小さく息を吐き)唯、貴方があのまま騙されていて下されば良かったと思う時が在りますよ、…人生と云うのは中々、先が読めない物のようです。(微苦笑して) 意外?何時も意外な行動で私を驚かせる貴方にそんな風に評してもらえるとは、此方こそ意外ですよ。(笑って髪を手で遊び乍) ナッシュ>こんな所で何を出来るわけでもないだろ?侮ってるワケでもないんだけどな(こちらは調子を変えずに)・・・・俺もあのまま騙されていたかったさ、幸せなあの時間で止まっていれば・・・・でもその場合、お前の結婚式に出席するはめになったんだろうな・・・・(物憂げに髪をかき上げ)・・・・お前は俺を嫌ってるんだろ?(おもむろにザジの手を掴み探るように言う) ザジ>遣ろうと思えば細工をする事も出来たでしょう、どちらで使っても効果は同じでしょうから?(グローサーフルスに目を向け、氷の溶けかけたグラスのフチを指でなぞる)……、あのまま時間が「止まって」居ればユーリの望む微温湯と、貴方の望む平穏は在ったでしょうね。(小さく笑い) …云いませんでしたか?私は貴方を殺します、とね。其れが答えですよ。(掴まれた手を其のままにさせ) ナッシュ>その時はその時さ・・・対応くらいするしな、それで死んだら・・・ま、運が悪かったんだろう(そのグラスに瓶を傾け避けを注ぎ)・・・あぁ、穏やかな日々が続いたんだろうな・・・だが、俺が望むかどうかは・・・(瞳に影を落とし)・・・・ほら、やっぱり嫌ってるんじゃないか・・・(手を握り締めて視線を落とす) ザジ>では私は余程の強運の持ち主だったんでしょうねぇ。(クツクツと抑えた笑いを漏らし、ナッシュの手を掴んで服越しに腹の傷の上に乗せて) …ああ。貴方の事もお義兄さん、と呼んで居たでしょうね。(影を落とした目を面白そうに見て)…其れとも此れは貴方の「望む」風景ではなかった、と? …何故その様な顔をするんですか、貴方も私が憎いでしょう。(反対に手を引き、甲に口付けを落として離す) ナッシュ>どうせ・・・用意は万全だったんだろう?(その時の感触を思い出し眉を顰める)・・・やめてくれ、もうなくなった過去だ・・・呼ばれたくもない(詰めていた息を吐いて)ユーリにとっては最悪の結果なんだろうがな・・・でも、俺は・・・・お前が嫌いなわけじゃなかったんだ・・・(戻された手をぎゅっと握り) ザジ>用意?まさか疑って居なかった相手から殺されるとは露程も思っても居なかったもので。(誇大表現を交えつつナッシュの反応を観察するように見る) …甘い夢はお好みではない?(クスリと微笑し)試しても居ないのに最悪ですか、酷い言われようですねぇ。(気にした様子も無く表情だけは穏やかに見返し) ……、ナッシュ。(初めて名を呼び、握った手をゆっくりと開かせ) ナッシュ>お前の事だから全部見透かしていたんだと思ったよ、今にして思えばな(固い声で言い服に少し爪を立て)・・・最悪だろ、あのまま一緒になっていても・・・今のこの現状だって知らないユーリには最悪だ(自嘲気味に)・・・・・・(名を呼ばれ、驚いた顔で見つめ真意を窺う) ザジ>貴方は貴方の感情の向くままに動いた、そうでしょう。私を殺す、其の感情に忠実に。(薄い笑みを浮かべたまま口調は変わらず) 何が…最悪なのかを伺いたい所ですねぇ。……私の知らない、貴方の表情ですね。(自嘲した顔にサラ、と優しくナッシュの髪を一撫でし) 余り握り締めると、傷が付いてしまうよ。(ゆっくりと手を開かせ、付いた爪の痕に口を付ける) ナッシュ>・・・・・・俺は、そうだお前を殺したんだ・・・・この手で・・・・(少し手が振るえ)でもその時思ったのは・・・・ユーリの事じゃなかった(唇を噛み締める)あの後冷静になってわかったんだよ(額に手をやり深い溜息)・・・・やめろ・・・っ(急に手を払いのけ)今さら、今さら・・・・昔になんて戻れないんだ・・・ ザジ>フフ、私を殺した時の気分は如何でしたか?斬られた方の感覚は最悪でしたよ、出来れば教えて上げたい物ですよ。(薄く笑って眺め) …興味がありますね、続きを、聞きたいのですが…?(一度感情無く嘆息を漏らし、科白の続きを促す) ……どうしたんだい…ナッシュ…?(云った後に急にクスクスと笑い始め)。 ナッシュ>・・・・・(落ちつかせるように机をこぶしで軽く叩き)切った感触も同じくらい最悪だったよ(吐き捨てるように言う)・・・・・言えるもんか、結局俺は、自分の事しか考えてなかったんだ・・・(言葉と共にグラスを傾け飲み込む)・・・・ワザとらしく名前を呼ぶな・・・(睨みつけ) ザジ>そうですか、貴方が次に味わうのは逆の感覚です。良く覚えておくんですね。(比較しやすいようにね、付け加えて科白に反し柔らかい表情を見せる) だから其れを聞きたい、と…云っているんですよ。(クイ、と手で顔を自分の方に向けさせて) おやおや、お気に召しませんでしたか…(クク)、少しは昔を思い出せたんじゃないですか?(可笑しそうに目を細めて見返し) ナッシュ>簡単に食らうような俺じゃない、また同じ事の繰り返しになるかもな・・・(背中の剣の存在を感じ)・・・・・俺は・・・これで、お前が・・・誰のものにもならないと・・・(魅せられたように視線を逸らせずうわ言のように言葉を紡ぐ)・・・・・ザジ・・・俺をからかえて楽しそうだな?(苦笑) ザジ>受けた屈辱は利子をつけて丁重にお返しします。…おや、此処でやろうと云うんですか?(チラ、と周囲を見渡しまばらになった人を見渡し) ……成程…、…私も想っていましたよ。あの家に居れば貴方の側に居れる、とね。もう昔の話ですが。(興味無さそうに云って悪戯に顔を近付け) 楽しそうですか、…ふふ。そう云う貴方は不満そうですね?(ナッシュの眉間の皺を指で触り) ナッシュ>いや、返さなくていいぜ・・・太っ腹だろ?まさか、所構わず抜刀するような阿呆じゃないさ・・・(椅子に深くもたれて両手を上げる)・・・・調子の良い事を(苦笑)後でなら何とでも言えるよな(胸を押して遠ざけさせ)・・・酒のせいか・・・いちいち反応してる自分が情けないだけだ(顔を背けて) ザジ>おや。親しき仲にも礼儀あり、と云うでしょう?(クツクツと笑い)其れは失礼、どうも古疵が疼いてしまった様なので、つい。(頬杖を付いて足を軽く組み直し) 昔ならば兎に角。今の私が貴方に嘘を吐いて何か得をする事でも在りますか?(クスと笑う) おや、其の律儀な反応は酒が入らなくても同じでしょう。(云って手を頬に滑らせ) ナッシュ>俺とお前の仲だろう?礼儀なんて・・・な(いろんな意味で苦笑)・・・・それが本当だって言うなら尚更わからないな、お前は自分の欲のタメにユーリに近づいただけだろう?・・・俺は付随したおまけだ(表情を隠すように口元に手をあて)・・・酒のせいにさせてくれてもいいだろ、調子が狂う・・・(目を逸らしたまま) ザジ>そう云う所が大雑把過ぎる、と貴方には昔も伝えたと思いますが。(クス、と微笑してから眼鏡をクイと指で上げ) …錯覚だと分かっていてもあの光の庭は眩しくて、暖かかったですよ。私までが永遠を錯覚しそうになるほどに、ね。(口元を覆う手に唇をつけ、其のままの距離で顔を覗きこむ) 其れは私とこうして普通に会話している事に対してですか?(緩く頬を撫でながら)<調子が狂う ナッシュ>言われて治せなかったのも知ってるだろう?(肩をすくめ)……そのまま、錯覚していれば良かったんだ。そうすれば俺だってこんな気持ちに煩わされる事もなかったのにな…(その距離に耐えられず俯いて呟く)……らしくない事をさっきから言ってるのは…そのせいなんだろうな……<会話を〜 ザジ>直す気が貴方に無いだけだ、とも伝えたでしょう。(薄い微笑で肩を竦めるのを見遣り) 其の錯覚に気付かせてくれた張本人の、言葉とは思えませんね。(皮肉を込めた口調で伝え)…何処を見ているんですか。(耳元で囁くように息を落とし) ……夢ですよ、今日話た事も聞いた事も。目を覚ませば忘れます。(優しく諭す口調でそう漏らす)<らしくない会話 ナッシュ>お前は神経質過ぎる、もう少し楽に考えたらどうだ?…って俺も言ってたよな、お互い頑固な性格らしいな(口元をつり上げ呆れたように笑い)……気づかない方がきっと良かったんだ(苦しげに)離れろ……存在を、これ以上…感じさせるな…(自分からは動けずにいる)夢で済まさせるってワケか……そこまで単純な頭でもないんでな、いや…お互いの為に、忘れた方がいいのか(疲れた声で吐く) ザジ>私が大雑把な性格だったら貴方方兄弟の目付け役は勤まって居なかったでしょうね。(人差し指を軽く立て、忍んで小さく笑い) けれど気付いてしまった…そうでしょう。(耳に掛かる髪を指で弄び乍)…聞こえませんね。(耳元で囁く声のトーンを落とし) 貴方の為に、ですよ。<忘れる ナッシュ>ちょっと口煩いのに辟易したな、ユーリと言っていたよ…(くす…と懐かしい情景を脳裏に浮かべ)……気づかない頃にはどう足掻いても戻れない…俺たちの結末はきっと、決まっているな…(腕をぎゅっと掴んで)……お前がそう言うなら、忘れてなんかやらないさ(こちらも低く、噛み締めるように言う) ザジ>貴方もユーリも、中々どうしてサボる事に掛けては私も目を見張るほどの行動力とアイデアでしたからねぇ。(やや呆れたように肩を軽く上げてから、笑い) 今更変わるような結末ならば…とっくに現状は変わっていた、違いますか。(感情無い口調で告げ)……貴方には何の益も無い事でしょう、最後に足を掬われる結果になりますよ。(貴方は甘いですからね、そう呟くように付け加え乍) ナッシュ>そう言うところは意気投合していたな、俺たち…お前が喧しかったのが原因だからな?(片方の眉をつり上げ手を返して指を指す)…違いない……全てはあれから…俺がお前を手にかけた時から決まっていたんだ……(頭を左右に振り)利益だけが全てじゃない、それとこれとは別の話だ…<掬われる ザジ>お陰で退屈せずに済みましたよ、…尤も何も無いならそれに越した事は無いですがね。(指差した側の手を取り、微笑んで見せ) …月並みですが…貴方の知っている私はもういません。「ザジ」は死にました。…次に会う時は、今日のようには行かないと思いなさい。(髪を弄んでいた手を離す)…そろそろ、魔法の解ける時間のようですよ。(窓の方を見て) ナッシュ>本当に……楽しかった…な(一瞬だけ切なげな瞳を向け、微笑む)……わかってる、俺がこの手で殺したんだ…あいつはな……(自分の手を見やり)…あぁ……夢の解ける時間のようだな(日の差す窓を眩しげに見て) ナッシュ>次に会うときは……俺だって馴れ合う気はない…でも、こうして話せて良かったよ……もどれない日々を少しだけ戻してくれて……ありがとう ザジ>…否、貴方にはその様な顔は似合いませんよ…ナッシュ。(髪に口付けるように顔を近づけ、何かを囁いて…離れる) 本当に、可笑しな夜でしたね。(苦笑とも微笑とも取れる顔で言い)さぁ、…私の気が変わる前に出て行きなさい。(手のひらにデリンジャーを潜ませ、目線を送る ナッシュ>……(囁きに目を見張るが、すぐに溜息を付いて考えを打ち消すように頭を振る)……そうだな、これ以上ここに居たら…俺もどうにかなりそうだ(袖に光るものを見て目を細め、カタンと席を立つ)……今度出あったら……ザジ、お前も覚悟をしておけよ…… ザジ>忘れなさい、と。此れは夢だと言ったでしょう。(頭を振るナッシュに微苦笑を向け、座ったままの状態で動作を見遣り) 覚悟するのはどちらなのか、…直ぐに分かりますよ。(冷笑を浮かべて冷えた声色で呟き) ナッシュ>(忘れろ…の言葉には答えず)じゃあな……(テーブルに酒の代金を置いて)今夜の分は奢るよ……まぁ、礼……だな…いろいろな(苦笑)また、な(疑う事もなくその背を向けて、部屋を出て行く) ザジ>……全く…。(何かを含んだ声で一言蒼漏らして、席を立ち)
人は疑え、そう言ったのを覚えて居ないようですねぇ。(徐に手の中の小銃の空砲をパァン、と打ち鳴らし)
ザジ>まぁ…其の甘い所が貴方らしい、と言えばそうなんでしょうけれど。(弾の込められていない中をポケットにしまうと、ゆったりと扉を出て行った |